若いうちは、それほど年齢の差なんて感じなかったのに、久しぶりに同窓会に行くと、えっ!? あの人があんなに? なんてことがあったりします。
同窓会ですから同じ年齢なのに、どう見ても同じ年齢に見えない。相当肌の違いを感じたりしてしまいます。年を重ねてからの同窓会は、正にその見た目年齢の差を感じてしまうことがよくあるでしょう。同年齢のはずなのに自分より10歳も若く見える人、逆に自分よりも10歳くらい老けて見える人。
肌というのはいろいろなものが正直に出てしまうところでもあります。例えば便秘をしていても肌があれたりしてきます。
よく肌は内臓の鏡という言われ方をします。またある人は、肌は心の鏡なんていう言い方もします。その他にも環境の鏡なんていう人がいますが、○○の鏡という言い方でもわかるように、いろいろなことを正直に映し出してしまうのが、肌ということになるのでしょう。
同窓会で同年代の人の肌が自分よりも若く見えたり、老けて見えたりするのは、ずばり肌の老化ということになります。若いうちは、成長期で新陳代謝も活発ですが、体の健康・心の健康そして今まで過ごしてきた生活習慣を含む環境の結果が反映して、現在の肌があると考え方のもと、肌の老化のA級戦犯は、紫外線・乾燥・酸化といったところになるのでしょうか。
その中でも特に罪が重い主犯格が紫外線です。つまりどれくらい紫外線を浴び、それが蓄積されてきたかということは結構大きいウエイトを占めています。だから若い時に、よく肌を焼いて真っ黒になっていたりしたのを何年も繰り返していた人は、肌が人よりも早く老化しがちになっているので要注意です。
肌の奥にある真皮では、そこにある繊維芽細胞という細胞からコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸といった皮膚を構成する物質が生産されています。そしてその細胞という工場に電力になるエネルギーが供給されるのですが、そのエネルギーの原材料になるのが、各種栄養や酸素です。しかしこの工場、つまり細胞の生産能力が落ちると、肌は老化しやすくなります。
そしてその妨害となる障壁として大きく考えられているのが、紫外線・乾燥・酸化・ストレスです。
紫外線に対しては、サングラスをして帽子を被り、肌を露出しない。必要異常に太陽で肌をやかない、できれば紫外線の弱い時間帯に用事を済ますといった工夫をする余地があります。またストレスに関しては、怒り・悲しみ・絶望などの精神的負荷はよくありません。空気の乾燥などは加湿器等を使うといった方策ができます。

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