美しくありたい美顔! 老けて見られてしまう主犯格に『ほうれい線』があります。
加齢による頬筋肉の緩みで、皮下脂肪を支えることが難しくなり全体的に垂れ下がってくるのが原因と言われています。こうしたたるみは年を重ねるごとに気になるものです。
ロート製薬では、この『たるみ』と『ほうれい線』の関係について調査を行っています。

実は、『たるみ』量の絶対量が測定可能な独自測定法『たるみの二次元簡易的測定法』を開発し、日本人女性の肌を評価しています。

【たるみの二次元簡易的測定法】
①半顔あたり15箇所の測定箇所を設け、仰向けで測定箇所をマーク
②そのマークが中心となるように「たるみ測定シール」を貼付
③仰向けのまま半顔部分の写真を撮影。
④次に座位して半顔部分の写真を撮影。
⑤両方の姿勢での撮影画像を重ね合わせる。
このことでマーク部分の移動距離を「たるみ測定シール」から算出し、たるみ量としてスコア化します。

このロート製薬が行った『たるみの二次元簡易的測定法』によると、フェイスラインが一番たるみやすく、フェイスラインのたるみ量と見た目のほうれい線スコアが一致することが確認されています。

【用語解説】
ほうれ線:鼻のワキから唇の端に伸びる「ハ」の字型の溝。
マリオネットライン:口角からあごにかけて斜めに出る溝。

【ほうれい線に効く化粧品ってあるの?】
「ほうれい線」に効果的な化粧品としては、どんな成分があるのかというと、成分的には、『アルジルリン』という成分に効果があるようです。
しかし、たとえ成分として配合されていても、化粧品や医薬部外品(薬用化粧品)では『シワ』の予防や解消の効能はないので、『ほうれい線』に対して効果があるような表現は、”法令”的にはできないのである。それがたとえ事実であったとしても表現することはできません。せいぜいメイキング効果で物理的にシワをかくす程度の表現になってしまいます。
NGがシワ、その一種と考えられる『ほうれい線』の広告はリスクありということで言い方を工夫する必要がある。
”鏡で口元を見ても「ハ」ッとしない、素敵な笑顔で若々しく見える。”
「ハ」は単なる驚きの感情(ほうれい線のハの字ではない)、若々しくなるのではなく、若々しく見えるだけ。 他にも工夫の仕方はいろいろあるが、一例をあげると、こんなところであろうか。
したがって、「年齢とともに気になるほうれい線に」などというコピーの製品は、法的には存在しないことになりますし、もしあったとすれば、薬事法違反のおそれのある広告表現をしていることになります。
こうやって薬事広告の立場から製品のコピーを見てみるのも面白いかもしれません。

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