春になってくると紫外線の量が増えてきますが、肌に直接塗り込む日焼止めクリームや日焼止めローションは、サンスクリーンと呼ばれ、大きくケミカルサンスクリーンとノンケミカルサンスクリーンの2つに分けることができます。

●ケミカルサンスクリーン
ケミカルサンスクリーンは、紫外線吸収剤が含まれています。ケミカルサンスクリーンは日光皮膚炎のリスクを減らし、きれいに肌を焼いていくことができます。
ケミカルサンスクリーンの多くは無色で、肌に塗るとつややかに見えるものもあり、また服にシミをつけることがない軽めのオイルか乳濁液となっています。
紫外線吸収剤は、60~90分おきに塗り直すことが大切です。さもないと、紫外線吸収剤に吸収されたエネルギーが徐々に吸収剤を分解していき作用が落ちてしまいます。
ケミカルサンスクリーンはPABA(パラアミノ安息香酸)、オキシベンゾン(ベンゾフェノン系)、桂皮酸の代表的な3種類のうち少なくとも1種類を配合していることが多くなっています。

●ノンケミカルサンスクリーン
ノンケミカルサンスクリーンは、紫外線反射剤が含まれています。従って日に焼けたとしても非常にゆっくりで、まったく焼けない場合もあります。粘度があり扱いにくく服についてしまう場合もあります。ノンケミカルサンスクリーンは、SPFが高い場合が多く、鼻や唇によく使用されます。またシーンとしては登山やスキーなどのスポーツに好んで使われます。紫外線反射材には、タルク、カオリン、酸化亜鉛、二酸化チタン等があります。紫外線反射剤は基本的に紫外線を吸収するのではないので、紫外線からのブロック力が低下してくることはありませんので、何度も塗り直す必要はありません。しかし多くの場合、紫外線反射剤だけでなく紫外線吸収剤も合わせて配合されている場合が多くなっています。

●ケミカルサンスクリーンでもノンケミカルサンスクリーンでもないもの
最高のサンスクリーンと言われているのが、綿やリネンなどのような目の詰まった織物で、これらは紫外線を完全にシャットアウトして肌を守ります。

●サンスクリーンの使用における注意
これは念には念をというレベルの話ですが、モイスチャークリーム等、他のkスメティックス製品を塗った上からサンスクリーンをつけると、コスメティックス内の成分が強力な紫外線吸収剤と反応して、望ましくない相互作用を起こす可能性があります。また特に紫外線吸収剤のサンスクリーンは、タオルや服にこすれて徐々にとれていくので、特に太陽の下にいる時は、こまめに塗り直すようにします。

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