化粧水は、角質の細胞内部に水分と保湿成分をたっぷり補給して潤していきます。肌を軟らかくする働きもあり、他の化粧品は肌になじみやすくする役割もあります。化粧水には美肌のために角質細胞の保湿作用及びバリア機能を育む成分が配合されています。

乳液は、単に油分を補給するだけの化粧品というイメージがありますが、角質層の働きに注目し、角質層細胞間脂質を良好に整えバリア機能をしっかりと保つ働きをもっているものもあります。角質層エモリエント成分が配合され、乾燥しやすい肌にお奨めです。

CEは、肌の表面である角質層を形成している角質細胞の一番外側に掲載される丈夫な蛋白質の膜状構造で、セラミドを含む細胞間脂質も、角質細胞の外側を覆っているCEがあってこそ形成されることから、肌バリア機能の主役とも言われています。

化粧水に乳液を合わせて使うと、肌の水分量が効果的にアップします。またCEがしっかりと成熟し角質層の保湿機能やバリア機能がいかんなく発揮できるようになります。肌本来の美しさを守り、乾燥や紫外線にも負けない肌のための強力なコンビが化粧品+乳液です。

化粧水や乳液を角質層になじませる方法として、手でなじませるよりコットンを使ったほうが効果的です。手でつけると、顔の凹凸のため頬骨周辺等の高い位置に多くついてしまいますが、コットンを使うことでまんべんなく塗れます。

コットンを使うと肌に密着するので、顔全体にまんべんなくキメのひとつひとつにまで均一に化粧水や乳液をなじませることができます。弾力のある肌触りの良いコットンを上手に使えば、手でつけるより水分量も上がってきます。

化粧水や乳液をコットンで使うときは、3つのポイントがあります。第一に心地良いと感じる力加減で肌に密着させ、肌表面を滑らせます。第二に血流に沿って中心から外、下から上へ、第三にテンポは脈拍に近いゆっくりテンポでなじませます。

クリームは油分がたっぷりで肌を密閉し、潤いを持続させる働きがあります。またさまざまな美容成分がたっぷりと含まれているものご多く、夜のお手入れの総仕上げに使われたりします。長時間ンかけてじわじわと角質層に浸透し、睡眠中の肌をサポートします。

クリームのなじませ方は、乾燥しやすい頬や目の周りなどを中心にして、皮脂分泌が多めの額・肌・あご先は薄くのばす感じで塗るのが良いでしょう。乾燥しやすい部分はもう一度重ねづけをするとより良いでしょう。
クリームは、乾燥肌や年齢肌の方にもお奨めです。製品もべたつかず、手応えは十分というものが多くなってきています。乾燥する冬の間の夜のケアだけ加えてみるという使い方もあります。クリームで手の平が吸いつくようなもっちり肌をめざしましょう。

クリームを塗るときのプラスアルファのひと工夫が生え際のマッサージで、これをすることで血液のめぐりがよくなり、顔のポカポカ感が得られ、実際に額や頬の皮膚温が上昇し、顔の肌の血行が良くなることが報告されています。

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