洗顔をするときのお湯は、ぬるま湯程度で厚めのお湯はNGです。必要な皮脂等を落としてしまい、肌のバリア機能を弱めてしまいます。洗顔は1日に3回以内にします。洗い過ぎで肌のバリア機能を低下させてしまいます。拭くときは水気が残らないようにします。

洗顔の目的は、汚れを取りスキンケアのベースをつくることですが、朝は寝ている間に皮脂の分泌や汗が出ているので洗顔料を使うことがお奨めです。泡立てる時間はきめ細かく弾力のある泡をつくるためにも1分は必要で、30秒程度では時間的に不足しています。

洗顔で一番大切なのは泡で、洗顔の時の理想的な泡は、弾力がありつぶれにくいたっぷりの量の泡で、きめ細かくすすぎやすい泡とされています。皮脂、汗、ホコリなどのいろいろな汚れを包み込んでからうかせて落とすためにはたっぷりの泡が必要です。

よく、最初につけた水だけで洗顔しようとする人がいますが、最初に加えた水だけで泡立てようとしてもうまくいきません。ティースプーン1杯程度の水を途中2~3回加えて、手首の力を極力ぬいて泡立てていくと、周りの空気を含みやすくなり効率よく泡立てることができるようになるとともに、しっかり泡立ち、さらには泡切れもよくなるのですすぎ時間も短縮できます。

泡立てうまういかないときや時短で素早くすませたいときは、便利グッズを使うのも1つの方法です、その便利グッズとは、泡立てネットやムース状の洗顔料です。しかしこれらにはメッシュの大きさが決まっているのでつくれる泡の細かさに限界があります。できれば手で泡立てたほうが良いでしょう。

理想の泡は、きめ細かく弾力がありつぶれにくくすすぎやすい泡ということですが、きめ細かい泡は、表面積が多くなり汚れを吸着する能力が増します。洗顔するときは、泡が弾力がありつぶれにくいことを確認し、しっかり泡立てするすることがお奨めで、そうすることによりすすぎのときに泡切れもよくなり落ちやすくなります。

洗顔後、つっぱり感が長く続き、肌の乾燥に伴って不快感があるなら洗顔料が合っていません。しかしすぐにつっぱり感が消えるのなら問題ありません。つっぱり感がいつまでも続くようだと肌に大切なものを取りすぎている可能性があります。つっぱり感じがすぐに消える場合は、その洗顔後の肌のつっぱり感の正体は、洗顔料に含有されている洗浄成分が、水の中のカルシウムイオンやマグネシウムイオンと、結びついて固まってできた目に見えない膜が原因の場合があり、その場合はつっぱり感はすぐに消えてきます。

洗顔料には石鹸・フォーム・ムース・スペシャル洗顔があります。石鹸はモコモコの泡立ちで、肌をやさしく包むように洗えますし、洗い上がりの肌はさっぱり、つるつるとした感じなので、乾燥が気になる人、デリケート肌の人、石鹸の使用感が好きな人にお奨めです。

ムースは泡立てる手間がいらず肌にやさしい洗顔ができます。フォームは泡の質感や洗い上がりのバリエーションが多く、クリーミーな泡が好きでさっぱり・しっとり仕上がります。スペシャル洗顔は週に1~2回、毛穴汚れや余分な角質を洗い流します。

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