ファンデーションをはじめとしたベースメークアップ化粧品は、主に顔に使用してシミやそばかすなどの気になる部分をカバーします。

肌色を整えて美しく見せるだけでなく、肌を紫外線など様々な外的刺激から守るもので、ファンデーションの他にも、化粧下地、フェイスパウダーなどかあります。

●ファンデーションと化粧下地・フェイスパウダー
ファンデーションのタイプには、様々のものがあり、クリーム、液状、スティック、固形などがあり、季節や用途、肌質や好み、生活環境などによって使い分けられています。

一方、化粧下地は、ファンデーションの下に使用することによりファンデーションののびやツヤ、化粧もちをよくするもので、メークアップペースまたはプレメークアップとも呼ばれます。

コントロールカラーは、ファンデーションの仕上がりをよくするために肌色を整える効果を持った化粧下地のことです。

フェイスパウダーは、ファンデーションで仕上げた後の余分なツヤをおさえて自然な肌色をつくるために用いられますが、化粧くずれを防ぎ、仕上げ用として使われ、オールピンク、ピンク、ラッシェル系などの肌色を中心に、グリーン、ブルーなど様々な色のバリエーションがあります。

フェイスパウダーのカバーカは少なく、透明感が強く、肌色を好みによって微妙に変え、仕上がりの質感を補整します。またこのフェイスパウダーを加圧成型したものが固形フェイスパウダーになっています。

現在、ファンデーションは、いろいろな機能を併せ持つものが多くなっていて、次のような剤型のものがあります。

●クリームファンデーション
ファンデーションの中でも中心的な存在となっているもので、しっとりとした感触で、カバーカがあり、自然なツヤとなめらかさを与えます。
クリーム中に着色粉休成分か均一に混合分散されていて、一体になっているので皮膚にもよくなじみます。
塗った後は、水分が蒸発し、残ったファンデーション膜に色素が均一に分散し固着されるので、仕上がりがきれいで化粧もちがよくなっています。

ステアリン峻、セタノール、流動パラフィン、高級脂肪酸エステルなどの油剤に酸化防止剤などを配合し、酸化チタン、貪酸化鉄やベンガラなどの着色顔料にタルク、カオリン、ベントナイトなどの体質顔料をよく分散させ、これをソルビットなどの保湿剤を溶解した水相中に乳化分散し冷却してつくられます。

●液状ファンデーション
液状ファンデーションは、まさに液状となっているもので、乳液状ファンデーションと水性ファンデーションの2種類のものがあります。

●固形ファンデーション
固形ファンデーションにいは3つのタイプがあり、ケーキタイプとして、専用スポンジに水を含ませて使う耐汗性にすぐれたタイプのものがあります。
また、油剤処理で液体成分をケーキ状にプレスしたパウダータイプ、またツーウェイ(両用)夕イプとして、両方の機能を合わせもち水を含んだスポンジでも水を含まないパフでも使えるものがあります。

●油性ファンデーション
携帯に便利なスティック状やケーキ状があり、溶融した油成分中に色素粉体を分散させていて、油成分のエモリエント効果で皮膚の乾燥を防ぎます。
カバーカが高く、冬から春先まで肌あれしやすい季節によく使われるものです。

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