眠れないことはつらいことですし、昼間の活動にも影響がでてきてしまいます。
多くの人は、ぐっすり眠れて、さわやかな起床で朝を迎えたいと思うでしょう。




眠りの悩みに医薬品を使いたくないという心理

眠りの悩みというと、病気としては不眠症を連想する人が多いのではないでしょうか。
そして、この不眠症に対して、医療機関で処方されるのが睡眠薬です。
睡眠薬は古くより開発されてきていて、大きくベンゾジアゼピン系非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬に大きく分けることができます。
これらの睡眠薬には、いずれも次のような副作用が報告されています。

 

寝起きの悪さ・日中のぼんやり感

これはいわゆる睡眠薬の効き過ぎというもので、睡眠薬の効果が起きてからも長い間持ち越された結果によって起こってきます。

 

ふらつき・脱力感

医療用の睡眠薬つまり、処方箋で出される医薬品は、処方箋無しに入手できるのですが、筋弛緩作用があり、それによって、ふらつきや脱力感などが副作用として現れることがあります。

 

頭重感・倦怠感

これも寝起きの悪さ・日中のぼんやり感と同じで、睡眠薬の効果が起きてからも長い間持ち越された結果によって起こってきます。

 

市販のOTC薬ではダメなのか

市販のOTC薬では、不眠といってもケアできる範囲が限定的になっています。
つまり、一過性不眠の症状緩和ということになっています。
不眠症、つまり不眠の訴えが週2回以上で、かつ1ヶ月間以上継続していて、自らが苦痛を感じるか、社会生活または職業的機能が妨げられている場合は、もう市販のOTC薬の守備範囲ではなく、医療機関を受診して睡眠薬を処方してもらうといったレベルになります。
逆に、一時的に悩み事やストレスなどで寝つきが悪くなっている場合や、海外出張などの時差ぼけで眠れない、旅行などに行き、普段と違った環境になると寝つきが悪くなる、不規則な生活になってしまっていて夜眠れないといった場合は、市販のOTC薬も上手に利用してみるのもよいでしょう。

しかし、安全と不安は違うように、軽い眠りの悩み程度であれば、薬なんか使いたくないという人もいるかと思います。
そこでご紹介したいのが、眠り・睡眠をサポートする機能性表示食品というものです。

 

眠り・睡眠に関連したオススメの機能性表示食品

眠り・睡眠に関連した機能性表示食品には、眠りや睡眠の改善に関与する成分が含まれています。
そして機能性表示食品として、眠りや睡眠の改善に関与するとして届出を受理されている成分は4つあります。
「グリシン」、「L-セリン」、「L-テアニン」、「清酒酵母GSP6」です。そして、もっとも多くの商品に使われている人気の関与成分は、「L-テアニン」です。

「L-テアニン」を眠りや睡眠の関与成分としている商品の機能性表示食品は、1例をあげると次のような表示になっています。
「本品にはL-テアニンが含まれます。L-テアニンには、睡眠の質を高めること(起床時の疲労感や眠気を軽減すること)が報告されています。」

そして、眠りや睡眠の関与成分として「L-テアニン」を配合した機能性表示食品の中で有名なのが、アサヒフードアンドヘルスケア株式会社のその名もアサヒグループ食品 ネナイト (60日分) 240粒 [機能性表示食品]です。

本当にL-テアニンって眠りを改善するの?
L-テアニンというと、緑茶に含まれるアミノ酸であり、緑茶の旨み成分としても知られています。
テアニンは寝る前の興奮状態を押さえるリラックス作用があるとされていましたが、臨床試験により、起床時の疲労感や眠気を軽減することが明らかになりました。

 

目覚めたときの疲労感と眠気を軽減してくれるネナイト


『L-テアニン』については、50~65 歳の健常な閉経後中高年女性20 名、20~36 歳の健常な男性22 名)を対象に、就寝前に200mg のL-テアニンを飲ませたところ、プラセボ摂取と比べ起床時の「疲労回復感」と「眠気」に関して改善が認められたという研究報告があります。



 カテゴリ

 タグ