小説や漫画などは別ですが、大抵の本は、章・節・見出し・小見出しといった構造で書かれ、そこにいろいろな知識やノウハウが詰め込まれています。
この目次の覚え方にはいろいろあります。例えば、章も節も見出しも小見出し区別せず、最初から同じレベルに扱って、そのまま覚えてしまう方法、章は章で覚え、さらにそこから鈴なり式に覚えていってしまう方法です。
個別の知識を頭に入れる時は、必要ありませんが、専門知識や社会・理科系の受験科目等の体系的に知識をいれていったほうがよい場合は大いに役立ちます。
●1分スピード記憶勉強法にみる、目次記憶
宇都宮雅巳氏が書かれている『「1分スピード記憶」勉強法』という本では、章・節・見出し・小見出しといった目次の構造を意識せずに、一気に記憶し、記憶したあとで整理したほうがシンプルで実用的だと述べています。
例えば、以下のような構造をした本があったとします。
第一章 漢方の歴史
第一節 道具を用いた治療法
鍼・灸
第二節 薬を用いた治療法
漢方薬
第二章 漢方の概要
そうすると、家の中の場所を順番に、1.玄関、2.寝室、3.リビング、4.和室、5.トイレ、6.風呂場 ・・・ と割り振っていきます。
実際、『「1分スピード記憶」勉強法』という本では、自宅からの道順に対して同じように当てはめています。
この場所はもっと細かくすれば、さらに分けることができます。
例えば、玄関を、玄関の傘立て・玄関の下駄箱・玄関の鏡・・ としていけばもっと項目数を増やすことができます。
そしていよいよ、順番に結びつけていきます。
1番目の場所である玄関に「漢方の歴史」を結びつけます。
例えば、玄関に、漢方薬をこぼして茶色になった大きな歴史の教科書がめり込んでいる
といった感じで覚えていきます。
2番目の場所は寝室なので、これと「道具を用いた治療法」を結びつけます。
例えば、寝室に、医療機器がたくさんばらまかれているイメージをしても良いでしょう。
3番目は、リビングで、これと「鍼・灸」を結びつけます。
例えば、自分自身がリビングで横になり、鍼と灸を同時にやってもらって、すごく痛がってるイメージをしてもよいかと思います。
そして4番目は和室。和室に「薬を用いた治療法」を結びつけます。
例えば、和室を開けたら、そこは薬でいっぱいになっていたというざっくりしたイメージでも良いでしょう。
あまり深く考えず、最初に浮かんだイメージでどんどん結びつけていきましょう。
最初に浮かんだイメージは、つまりファーストインプレッションでもあるわけなので大切にしたほうが良いでしょう。そのほうが記憶にも残りやすいかと思います。
●結びつけた目次はどうなるの?
こうして結びつけた目次は、玄関→寝室→リビング→和室→トイレ→風呂場→・・・・と順番がわかっていてそこに結びつけられているので、いつでもどこでも再現ができます。
ちょっとしたスキマ時間、電車に乗っている時などに復習することができます。
1番目は玄関だから、そうだ、茶色い歴史の教科書がめり込んでるんだよね → 漢方の歴史
次は寝室だよね、たしか医療機器がいっぱいばらまかれていたんだよね → 道具を用いた治療法
そうそう、それからリビングにいくと、鍼・灸、痛かったよね → 鍼・灸
あれ? なんだ 自然と入っちゃってるし、なんか想い出すのも楽しいし・・・・ ということになっていませんか?
イメージだけを想い出せば、高速で繰り返すこともできます。
こうして、記憶を強くしていくという方法があります。
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